金融機関に勤めるサラリーマンが圧倒的に足りないもの

始めまして。

AMMA YAZOO(アンマ ヤズー)です。
僕は普段、金融機関に勤めています。
そしてプライベートでは、
作曲したり、
自分が着たい洋服を作ったり、
商品開発のお手伝いをしたり、
商品販売のお手伝いをしたり、
こんな風にブログを作ったり、
色々なことをやっています。

昼間は「お堅い仕事」をしながら、
夜は「クリエイティブ」なことをしています。

金融の道を選んだ理由

元々、僕は貧乏でした。
携帯が止まるのは当たり前
氷点下の真冬に電気とガスが止まり、
凍え死にそうになったり、
消費者金融で借金して学費にあてたり、
バイトも沢山やりました。
工場で夜勤もしていました。

お金には小さい頃から苦労してきました。


そして同時に僕のまわりの仲間達もお金に困っていました。


なんでこんなにお金に苦労するんだろうか?
自分ももう苦労したくないし、
仲間にも苦労して欲しくない。
お金に苦労する人生なんてもう嫌だ。

と、同時に
学生の頃から「HIP HOP」が大好きで
自分でもラップしたり、ライブしたり、
今だにビートを作って作曲をしています。
普段着もストリート感のある洋服が好きです。
将来は着たい服を着て、音楽で食っていく。
そんな夢を持っていました。

お金に苦労せず
着たい服を着て
自由に生きる

そんな理想を持っていましたが、
結局、就職活動が始まると


お金を優先して

お金のノウハウを得て、
お金に苦労しない人生にするために
自分とは真逆の人間性を求められる
「几帳面で、真面目で、かたい」
「金融機関」を就職先として選びました。

「もうお金に困りたくない」ので、
「お金のため」に
金融の世界へ進むことを決断したのです。

大っ嫌いな金融の世界で働くこと


「金融機関」で働くことはとても嫌でした。
金融機関は僕とは「真逆の世界」です。
スーツとネクタイも大っっ嫌いでした。
会社に入ってからもすぐに営業をさせられました。
ろくに基本的な金融の知識を身につけていないまま
放り出されたのです。

朝から晩までカブにまたがって
営業エリア内をかけずり回る日々でした。

大っ嫌いなスーツとネクタイを身にまとい、
真面目で、几帳面な人間を演じながら
膨大なノルマに追われ
毎日働いていました。

入社してから3年間は、
最下層営業マンでした。
全営業担当の中でも下から数えた方が早いほど、営業成績は最低でした。
上司には「契約取るまで帰ってくるな。」と詰められる。
お客様には「契約してください。」と頭を下げ続ける日々。


完全に疲れ切っていました。


ある日、何もかも嫌になり
「偽りの自分を演じるとかめんどくせー」
「どーせノルマなんかできなくても死にやしない」
「上司のために働いてるんじゃない」

「もう辞めよう」と思いました。

でも、せっかく辞めるなら
「最後に好き勝手やって迷惑かけてから辞めてやる!」
会社や上司への復讐心に燃え
働くことにしたのです。

上司や会社から求められる正反対のことをやりました。
自分を演じることもやめました。

自分の成績は無視して
目の前のお金の悩みを持つ方のために
一生懸命働くことにしたのです。

目の前のお客様のために僕ができること
お金の苦労をしない人を1人でも増やすために働こう


金融機関の営業は、あらゆる年代や業種・社会的地位の人たちと、接することができます。
おじいちゃんからおばあちゃん
母親と同世代の主婦の方から
工場勤務、現場の方、職人さん、
上場企業の社長から個人経営の事業主まで

出会った人たちのお金の悩みをひたすら聞きました。

そして、その人たちの悩みを解決するために
自分で調べたり、勉強したり、
他のお客様に解決方法を聞いてみたり、
FP、決算書の読み方、経営に関する考え方など
生きた金融の知識を学びながら
悩みを解決するために行動し続けました。

悩みや相談を受けたら
その答えやヒントをお伝えする。

毎日、ひたすら繰り返しました。

営業成績が上がらず
いつものごとく詰められていました。
でも、もう気になりません。
「迷惑かけて辞めてやる!」
と心に決めたからです。

僕が成績を上げなければ
僕の上司が、今度は支店長から詰められます。
自分の出世に響きます。
部下の指導・管理ができない人間だと評価を受けるからです。

なので、
僕が成績をあげなければ
上司に迷惑がかかることになります。

「もっと迷惑かけてやる!」
復讐心がさらに燃え盛ります。

なので、もっとお客様の悩みや相談を聞くようになりました。
成績なんて無視で。

するとある日から
不思議なことが起こり始めます。

いつものように、お客様と話をしていると
「この前言ってたあの商品、契約してあげるよ。」
と。

契約が向こうからやってきます。

それが、1人だけではありません。


今まで相談にのってきた方たちから
続々と「契約するよ」と言われる様になりました。

気づけば、
年間の営業成績も常にトップ10以内に入っている
「できる営業マン」になってしまいました。

そして
僕を詰めていた上司は
僕を詰めなくなりました。

そして
「迷惑をかけて辞めてやる!」
という復讐心の炎も消えていました。

そこから別の支店に移動して
同じように
お客様の問題を解決する営業スタンスを繰り返し、

昇進するタイミングで営業を統括する部門に異動になり
若くして経営側で会社を動かしていく立場になりました。

自分の生き方を見つめなおす

気づけば勤めてから10数年の月日が経っていました。

相変わらずスーツとネクタイは大っ嫌いでしたが、
自分とは真逆の人間性を求められる金融業界に
それなりに順応できるようになっていました。

そしてお金にもそれほど困らなくなっていました。


いわゆる「順風満帆な生活」を送っていました。

そんなある日、会社が「合併」しました。


支店も従業員も倍になりました。
会社の経営方針も変わりました。
今までは、
「道徳を重んじ、利益”も”追求」していた会社が、
合併を機に
「道徳を無視して、利益”だけ”を追求」する会社になったのです。


ずーっと心に黒い雲がかかったような重い気持ちの日々が始まりました。
僕は会社に行くことがとても嫌になりました。
会社にいるだけで息苦しさを感じました。

収益を得るために
お金をたくさん貸せ!保険を売れ!
このお客さんはどれだけの利益を会社にもたらすのか?
利益にならないなら行くな!無駄だ!!!

全ての行動が「目の前の収益のため」にコミットした方針になりました。

・人と人との繋がりや温かさは、「収益を出すための道具」
・良い思いで、社会のために頑張っていても「収益につながらなければ価値はゼロ」

そんな考え方が社内に蔓延しています。

僕は

今貧乏だとか、お金持ちだとか関係なくって、
人と人の繋がりや温かさを大切にしている人や
良い思いで、頑張っている人のために働きたい。
そして、
そうやって働いた結果得られるものが、収益である。

と思っています。

「収益とか利益は後からやってくるもの」
ということです。

今の会社は僕のポリシーとは全く相反する場所です。
多分、このまま会社にいれば、定年まで安定した生活ができると思っています。

でも、僕はそんな生き方をしたくない。

大っ嫌いなスーツとネクタイに縛られながら生きていくのも嫌ですが、
ポリシーと相反する状況に身を置き続ける方がもっと嫌です。


だから
僕は自分の力で生きていくことを決断しました。

自分の力で生きていくために


自分の力で生きていくと決断しましたが、


いきなり「こんな会社、辞めてやる!」
と辞表を叩きつけて辞めるほどの
勢いと勇気はありません。

だって、
10数年、僕はサラリーマンとして生きてきました。
会社から毎月安定した給料を
決まった日に
決まった金額もらって生きてきました。

でも、独立したら
安定した給料がなくなります
資本主義ジャングルでのサバイバルが始まります。
はっきり言って
元サラリーマンが脱サラして生き残れる可能性はゼロに近いでしょう。


金融機関で勤めているので、独立してビジネスで成功すると思われガチですが、決定的に足りないことがあります。

それは「実践」です。
自分の力で「お金を稼ぐ経験」が圧倒的に足りません。


圧倒的な実践不足。
経験値が少なすぎます。

金融機関の人間は
単なる「ノウハウコレクター」です。

なので、このブログでは、
自分の力で生きていくために学んだことや取り組んだこと。
自分が仕事を通じて得た金融の知識やノウハウ、お金のこと等を発信していきます。

そして、
人と人の繋がりや温かさを大切に、
良い思いを持って頑張っている
全ての人たちのために
お届けしたいと思います。

もし、今僕と同じように、
あなたが利益追求に疲れたり、今の居場所がしっくりこない
と思っているのなら
まずは気軽につながっていきませんか?

SNSでも情報発信をしていますので、
ぜひフォローしてくださいね。